自然科学系
自然科学系では、数学・理科・技術といった理系科目に関わる学問の専門的な理解を深めるとともに、理系科目を学ぶ楽しさを実感できるような指導法を無理なく修得できるよう、カリキュラムを構成しています。 具体的には次に示す各分野の紹介をご覧ください。 理系に強い教員は、将来、我が国の科学技術と産業の発展を支える人材を育成するという重要な役割を担っています。自然科学系では、数学や理科、技術を学ぶ楽しさを知ったあなたを待っています。
数学分野では、小学校教員や中学校・高校の数学教員をめざします。 3年次までは教員として必要な数学の専門知識、教育者として必要な教科特性に基づいた専門知識を学び、4年次には自分の選んだ指導教員のもとで、セミナー(卒業論文)を通して数学や数学教育学についての専門性を高めていきます。 就職先は、小学校、中学校、高校の教員などがあります。
算数科指導法,中等数学科指導法A〜D,解析学概論,代数学基礎Ⅰ,幾何学基礎Ⅰ,統計学,数学研究セミナーⅠ・Ⅱ
理科分野では、小学校教員や中学校・高校の理科教員をめざします。 3年次までは教員として必要な理科の専門知識、教育者として必要な教科特性に基づいた専門知識を学び、4年次には自分の選んだ指導教員のもとで、卒業研究を通して物理・化学・生物・地学や理科教育学についての専門性を高めていきます。 就職先は、小学校、中学校、高校の教員などがあります。
初等理科指導法、中等理科指導法A〜D、基礎の物理学、基礎の化学、基礎の生物学、基礎の地球科学(及び各実験)、理科研究セミナーI・II、アドバンスト小学校理科実験
技術分野では、中学校教員だけでなく小学校教員や工業高等学校教員をめざします。 3年次までは、技術教育を構成する情報工学、加工学、電気工学、機械工学、栽培学等の専門知識、教育者として必要な教科特性に基づいた専門知識を学び、4年次には自分の選んだ指導教員のもとで、卒業研究を通して専門性を高めていきます。 就職先は、小学校、中学校、高校の教員などがあります。
中等技術科指導法、材料加工学基礎、材料加工学応用、電気工学、機械工学、情報工学、生物育成学、技術研究セミナー
中学校第1学年で学習する「力の大きさとばねの伸びの関係」を見いだすための実験をしています.本講義では,3年生で行う教育実習に向けて,実験を指導するにあたって知っておくべきことを学生どうしで学びあうとともに,最終的には模擬授業を実施することで実験指導の基礎力を育成することを目的としています.
講義担当教員・瀧本 家康 准教授,南 伸昌 教授
線形代数学の中心的なテーマである「行列」を、遠隔システムによって群馬大学の学生とともに学んでいます。小学校算数で扱う「比例」や中学校数学で扱う「連立一次方程式」の背景にある数学の理論を理解し、教員として必要な専門知識を身に付けていきます。
講義担当教員・鈴木 拓 准教授
オシロスコープを用いて、目に見えない電気を波形として観察することにより、様々な電子部品の特性を理解させます。これらを通し、中学校技術科「エネルギー変換に関する技術」で取り扱う製作品の構想と設計・製作を指導できるような力を身に付けさせます。
講義担当教員・松原 真理 教授
植物の葉の断面の組織構造を観察しています。複雑な組織構造を観察しスケッチを行うことで、顕微鏡の操作法と観察法を習得します。また、ツバキ、ジンチョウゲ、スイセンの葉の断面を観察することで多様性が葉の組織構造にもあることを学びます。
講義担当教員・井口 智文 教授