教育人間科学系
教育人間科学系は、教育分野、教育心理分野、特別支援教育分野の3分野から構成されます。 ここでは、教育学や教育心理学を基盤として教育のあり方を探究するとともに、特別支援教育について学びます。
教育分野では、教育の理念や哲学、歴史、カリキュラムの開発と評価などについて学び、教育心理分野では、教授・学習の原理、児童・生徒の成長・発達、人格と適応などについて学びます。 また、学校種や教科に関わらず、教員を目指すすべての人にとって特別支援教育の知見は必須であり、特別支援教育分野では、様々な障害や困難を抱える児童生徒に応じた教育のあり方について学びます。
教育分野では、教育のあり方を原理的・総合的に学習します。 教育の理念と歴史、学校教育の理念と制度、学校の管理運営、教育の目的・内容・方法の原理、道徳教育、シティズンシップ教育、幼児教育などが主な学習分野です。加えて、中学校教科について、学生の希望に応じてどれか一つの教科の免許を取得するための学習をします。卒業後は、教育学的知見を生かした学校教員になることを目指しています
現代学校教育論演習、教育哲学、比較教育、教育方法学、教育評価論、道徳授業論、授業の研究、カリキュラム論、教育と情報、シティズンシップ教育論、教育統計学、視聴覚教育、幼児教育の方法・技術
教育心理分野では、教育に関する諸課題を心理学の知見から追究します。 発達や学習、社会、臨床が主たる学習領域です。また、実証的研究を行うためそれに対応する統計学や研究法などの研究スキルも学びます。 意欲ある人には臨床系の実習や演習もあります。加えて、中学校教科について、どれか一つの教科の免許を取得するための学習をします。卒業後は、教育心理学的知見を生かした学校教員になることを目指しています。
心身の発達と学習過程、生徒指導・進路指導、教育相談の理論と方法、子ども理解の心理学、人格心理学、認知心理学、集団心理学、臨床心理学、教育心理学研究法、心理統計学、メンタルヘルス実習、カウンセリング演習
▶︎ 教育心理分野ホームページ
特別支援教育分野では、特別支援学校および小・中学校において特別支援教育にあたる実践力のある教員を養成することを主たる目的とし、障害のある幼児・児童・生徒の発達や教育について専門的に学び、研究します。 卒業要件を満たすことで、特別支援学校(知的障害・肢体不自由・病弱・視覚障害の4領域)および小学校または中学校の教員免許状が取得できます。 また、必要な科目を履修することにより、特別支援学校の聴覚障害領域および高等学校の教員免許状も取得できます。卒業後の進路は、特別支援学校や通常の学校の教員、大学院への進学、福祉施設職員などです。
特別支援教育総論、知的障害児の心理・生理・病理、知的障害児教育課程・指導法、肢体不自由児教育課程・指導法、肢体不自由児の心理・生理・病理、病弱児教育課程・指導法、発達障害教育概論、視覚障害教育概論、聴覚障害教育概論、重複障害教育概論、障害児自立活動論 障害児発達臨床論
肢体不自由がある子どもとの係わり合いについて、実際に学校現場で取り組まれた教育実践事例に基づいて、報告を読み、映像を視聴した後、子どもが学習したコミュニケーション方法を学生にも学習してもらい、“伝わる喜び/受けとれる喜び”を追体験しました。
講義担当教員・岡澤慎一 教授
学生一人一人が主体となり、対話の場を創っています。この回は、プレゼンターが、絵本を通して、授業において教師と子どもたちの関係性はどうあるべきかを問いかけ、深く語り合いました。
講義担当教員・青柳 宏 教授
小中学校における道徳の教科化について、1年生に自分の体験を語ってもらっているところです。令和3年度の大学1年生が中学2年生だった時に、道徳の授業を「特別の教科」にするための移行期間が始まりました。
講義担当教員・上原秀一 准教授
架空事例「きたろうさん、15歳(漢字が読めない、漢字の意味が分からない)」のアセスメントを心理学、教育学の観点から行い、指導方法について、遊びのパフォーマンスからICT利用まで具体的に学んでいます。
講義担当教員 石川由美子教授 福田奏子 助教 齋藤大地 助教